眼鏡を掛けると赤色が飛び出して見える?!

視力や斜位を矯正すると
赤系の色/文字は手前に飛び出し、青系の色/文字は奥に引っ込むなど
色が立体的に見えることがあります。

(斜位:90%以上の方が持つ両眼の向きのズレ。斜位があると頑張って視線を合わせ続ける必要があり、眼精疲労や距離認識の苦手さに繋がることがある)

例えば下の図では
左右の円を見比べると、
位置が手前や奥に見えるのではないでしょうか。

(円の中心を見るのがコツです)

そして、大事なことは
片眼で見ると両眼で見た時のほど立体感は無くなります!

実は色を立体的に見ることができるのも
両眼視によって得られる機能の1つです!
(色立体視)

信号機・パトカーなどのランプ・商品のPOPなど、注目してほしい場所には赤系の色が使用されていますね。

赤色や黄色に目線が向いてしまうのは、ある意味本能的な行動です。
*必要以上に目線を奪われない為には前頭葉機能の働きが重要です。鍛え方はまた別の機会に!

また、色立体視は多くの美術品にも利用されています。
両眼視機能を高めることで、新しい楽しみ方ができるかもしれません!

配色により立体的に見えるステンドグラス(引用)

色が立体的に見える理由の1つは
色の特性(波長の違い)によるものですが
その感じ方は
眼の状態や視線が上手に向けられているか等で
差があると報告されています。(Kitaoka et al.,2006)

まずは

現時点でのご自身の状態を知るために
ドイツ式両眼視機能検査から始めてみませんか?

※検査のみの場合、検査代¥4,400(税込)がかかります。

ドライバーの皆様が気にされている立体視能力
「深視力」については
次月のコラムを要チェック!

この記事を書いたスタッフ

ちかもり

ちかもり

[プロフィール]
ZEISS VISION CENTER 福岡店スタッフ
ビジョントレーニングスクール VTBaseFUKUOKA スクール長
資格:理学療法士 ビジョンアセスメントトレーナー