なぜアイックスは45年以上「ドイツ式両眼視検査」を続けているのか

こんにちは。視能訓練士のちひろです。

私は眼科での勤務を経てアイックスに入社し、気がつけば10年が経ちました。

お客様からよく聞かれる質問があります。

「アイックスの両眼視検査って、普通の眼鏡店の検査と何が違うのですか?」

今回は、アイックスが45年以上続けている「ドイツ式両眼視検査(ポラテスト)」についてお話ししたいと思います。

ポラテストとは?

ポラテストは、ドイツのベルリン眼鏡高等専門学校の教授であったハンス・ヨアヒム・ハーゼ博士が1950年代に開発した検査法です。

一般的な視力検査が「どれだけ小さな文字が見えるか」を調べるのに対し、

ポラテストは

「両目が正しく協力して見えているか」

を詳しく調べる検査です。

私たちは普段、右目と左目の情報を脳で一つにまとめて見ています。

しかし、見た目には分からなくても、実は目の位置がわずかにずれている方は少なくありません。

その小さなズレが、

・目の疲れ
・肩こり
・頭痛
・集中力の低下
・運転時の疲労感

などにつながることがあります。

ポラテストは、そのような目のズレや両眼のバランスを詳しく調べることができるのです。

アイックスとハーゼ博士との出会い

アイックスがこの検査を始めたきっかけは、1978年にさかのぼります。

当時23歳だった現社長が、ドイツから来日されたハーゼ博士の講義を受講したことが始まりでした。

さらに社長自身が被検者として検査を受けたところ、それまでの検査では分からなかった目のズレが見つかりました。

その結果に基づいて眼鏡を作り使用したところ、長年悩まされていた頭痛や肩こりが数日で楽になったそうです。

その体験から、

『自分と同じように困っている人のお役に立てるのではないか』

という思いが生まれました。

当時は現在のようにインターネットもなく、学ぶ環境も限られていました。

社長はハーゼ博士の通訳を務めていた土屋先生と何度も連絡を取り、理解できるまで徹底的に学び続けたと聞いています。

それ以来、アイックスでは45年以上にわたり、このハーゼ理論に基づいて、実践し続けています。

当時の受講証 ハーゼ博士のサイン入り

アイックスドキュメンタリー動画 「視力2.0でも視界はズレる」

実際にはどんな検査をするの?

検査では偏光板を使い、右目と左目に別々の映像を見せます。

その状態で様々な図形を見ていただきながら、

・両目がどの位置で見ているのか
・どのように情報を処理しているのか
・両眼視機能(同時視、融像、立体視)が出来ているかどうか

を調べていきます。

本来は十字に見える図形が、人によっては上下にずれて見えたり、左右に離れて見えたりすることがあります。

その見え方を確認しながら、必要に応じてプリズムレンズを用いて両目のバランスを整えていきます。
実はとても珍しい「遠方の立体視検査」
ポラテストの大きな特徴の一つが、遠くを見る時の立体視(奥行き感)を調べられること

です。一般的な立体視検査は手元で行うことが多く、近くの立体視しか分かりません。

しかし実際の生活では、

・運転
・ゴルフ
・スポーツ
・階段の昇降
・人との距離感

など、遠くを見る場面がたくさんあります。

私自身、近くの立体視は問題なくても、遠くの立体視に課題が見つかる方を数多く見てきました。

だからこそ、実際の生活に近い状態で遠方の立体視を確認できるポラテストは、とても価値のある検査なのです。

また、タクシーやバスの運転手に必要な第二種運転免許で行われる「深視力検査」の評価にも役立ちます。

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私が学生時代に学んだ教科書にも載っていました

私が学生の時にバイブルにしていた視能学(第1版 2005年)という本の中には、こう書いてあります。 

『偏光板を用いて、両眼を分離する。分離効果は日常視に近い。12枚の視標が用意されていて、リモートコントロールで点滅および視標の変更をすることができる。12枚の視標のうち、5枚が両眼視機能検査に関する視標(十字、コの字、指針テスト:回旋偏位測定、立体視検査2)で、残りの7枚は視力検査用である。検査距離は5mまたは6mで遠見の両眼視検査ができる貴重な機器である。Bosch社(Carl Zeiss扱い)であるが、発売停止となっている。』 

→視能学2版には言及すらなくなっていました。(泣) 
ちゃんと現役で動いています!!!!!

45年以上受け継がれる技術

かつてはアナログだった検査機器も、現在ではデジタル化され
そして今もなお、カールツァイスによって進化した形で提供され続けています。
アイックスは、このハーゼ理論を長年実践し続けてきた実績が認められ、
日本で唯一ZEISS VISION CENTERとして認定されています。

視力だけでは分からないことがある

「視力は1.5あります」

「健康診断でも問題ありませんでした」

それでも、

・目が疲れる
・夕方になると見づらい
・長時間の運転がつらい
・肩こりや頭痛が続く

という方は少なくありません。

その原因は、視力ではなく「視機能」にあるかもしれません。

アイックスでは、見える・見えないだけではなく、

『両目が正しく働いているか』

という視点から測定を行っています。

45年以上受け継がれてきたドイツ式両眼視検査を通じて、これからも一人ひとりに合った快適な見え方をご提供してまいります。

ーあなたの見る世界を最高のものにするー   をモットーに。

どこでメガネを作ってもしっくりこない方、ZEISS VISION CENTER BY EYEX’へぜひご相談ください。

予約フォームはこちら ※測定には料金がかかります。¥4,400-

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この記事を書いたスタッフ

視能訓練士ちひろ

視能訓練士ちひろ

[プロフィール]
ZEISS VISION CENTER 銀座 店長
2013年 視能訓練士取得。趣味は人間観察。