眼鏡は「必要な時だけ使う」でいい?

◯ 運転中だけ掛ければいい
◯ パソコン画面や黒板が見えるから掛けなくていい
◯ 見えにくい時だけ掛ければ大丈夫

このようなアドバイスを受けたことはありませんか?

たしかに、「見たいものが見えるか」だけで考えると、必要な時だけ眼鏡を掛ければよいと思うかもしれません。

ところが、眼には「視力」以外にもたくさんの大切な機能があります。
仕事中や授業中だけでなく、通勤・通学中、帰宅後、趣味の時間、休みの日など、様々な場面で眼の機能(視機能)を使って生活しています。

そして、眼の機能を発揮するには「いつもはっきり見える状態」を保つことが大切です。

眼の大切な役割 3選

見た情報を正確に読み取り、細かな違いに気づく

多少ボヤけて見えていても、過去の経験や記憶から推測して判断することができます。
ただし、「何となく分かる」と「はっきり分かる」は同じではありません。

細かな違いを見逃してしまったり、
見間違いや勘違いをしたり、
脳や眼がもっとよく見ようと無意識に頑張ってしまい、疲れやすくなったり、

次第にあまり確認せずに判断することが習慣になってしまう場合もあります。

見たいものに素早く正確に目線を合わせる

実はパソコン作業や授業中、画面や黒板だけを見ているわけではありません。
手元の資料・ノート・別のモニター、周囲の掲示物や人などへ、無意識に何度も目線を切り替えています。

ところが、ボヤけた状態では
どこに目線を合わせたらいいのかという手掛かりが曖昧なため、眼を細かく使うことが難しくなります(眼球運動・ピント調節・両眼の協調など)。

すると、いざ作業をしようとしても
 ・どこを読んでいたか分からなくなる
 ・何度も読み直してしまう
 ・疲れやすく集中力が続かない
などの困りごとにつながる場合もあります。

■ 距離感や奥行きをつかむ(立体視)

距離感はキャッチボールなどのスポーツ場面だけではなく、日常生活のあらゆるシーンで使われています。

 ・運転中の車間距離
 ・階段の昇り降り
 ・小さな段差や地面のデコボコに気づく
 ・部屋の中で机や椅子をスムーズに避ける
 ・必要なものをサッと手に取る、探し物をする など

見え方に左右差があったり、ボヤけた状態では、距離感が掴みにくくなることが知られています。

見え方に慣れるためには「脳の時間」が必要

眼鏡を掛けたり外したりすると、そのたびに見え方(視覚情報)が変わるため、脳が「どれが正確な視覚情報なのか」「どのように眼を使ったらよいのか」などと迷ってしまいます。

私たちの脳は
視覚情報をもとに実際に手を伸ばしたり体を動かしながら、脳の中で距離感や眼の使い方などを少しずつ修正し続けています(感覚の再統合)。

距離感の統合には数週間〜数ヶ月必要という報告もあります。

快適な視生活を送ることを考えると
はっきり見える時間を長く作り、視覚情報の質が良い状態を保てる環境(眼鏡の常時使用)がおすすめです。

本当はいつも眼鏡を掛けたいけど
はっきり見える眼鏡だと
・見えすぎると感じる
・めまいがしたり、頭が痛くなる
・気分が悪くなる
・近くの作業が疲れる
など気になることがある方は、眼鏡の度数を見直すタイミングです。

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※メガネのご購入の有無にかかわらず、測定技術料4,400円(税込)を頂戴しております。

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この記事を書いたスタッフ

ちかもり

ちかもり

[プロフィール]
ZEISS VISION CENTER 福岡店スタッフ
ビジョントレーニングスクール VTBaseFUKUOKA スクール長
資格:理学療法士 ビジョンアセスメントトレーナー